アニマルウェルフェアレポート2025年: 日本

日本企業と鶏ウェルフェアに関する真実

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日本大手食品企業のアニマルウェルフェア取り組み

日本のグローバル食品企業は、動物福祉を改善する必要性を認識していますが、実際にはどのような方針を実施しており、また、その取り組みがどれほど効果的なのでしょうか?

「アニマルウェルフェアレポート2025年:日本」は、鶏のケージ飼育という重大の動物福祉課題に焦点を当てています。ケージフリーの飼育方式に移行することで、何十億羽の鳥の苦痛を軽減し、アニマルウェルフェアを大幅に向上することができます。

本レポートでは、日本の主要なグローバル食品企業が現在行なっているケージフリー取り組みを評価し、企業の努力を認めつつ、改善の余地がある分野を指摘します。

※本レポートは2025年8月1日時点で開示されているデータをもとに作成しております。

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日本でのアニマルウェルフェアについて  

アニマルウェルフェアとは?

「動物福祉」とは、すべての動物の生活の質や福祉を指し、身体的、精神的、感情的な健康が含まれます。つまり、動物に快適な生活環境、十分な食物と水へのアクセス、苦しみからの保護、そして自然な行動を表現する機会が提供されることを意味します。

なぜケージ飼育される鶏の福祉に焦点を当てるのか?

日本で生産される卵の約95%はバタリーケージで閉じ込められている鶏から供給されています。これらの鶏は、それぞれA4またはB5サイズ(iPadほどの大きさ)よりも小さい立ちスペースしか与えられない狭いケージに詰め込まれています。

福祉の専門家や科学者たちは、ケージ飼育された鶏が深刻な苦痛を数千時間にわたって強いられていることを認識しています。鶏たちは、ケージの金網に身体が挟まるなどのさまざまな怪我を負い、多くの鶏がケージの中で死に、その死骸が生きている仲間の足元に放置されることもあります。

また、ケージ飼育はサルモネラ菌の発生率が有意に高いことが知られており、食の安全性の観点からも重大な懸念点です。

この画像は、一般的な工場畜産の状況を表しています。

ケージフリー卵とは?

ケージフリー卵は、いかなる種類のケージにも入れられていない鶏から産まれた卵です。

ケージフリー飼育は、ケージ内で飼われている鶏が耐える数千時間にも及ぶ痛みや苦しみを減らすことができます。

現在、日本では、イオン、コストコ、イトーヨーカドーをはじめとする主要なスーパーや小売店でケージフリーの卵が販売されています。

アジアのケージフリー運動について

アジア地域の多くの企業は、供給が安定していない場合に物理的な卵の代わりにケージフリークレジットを購入しています。これらのクレジットは、日本、中国、韓国、インドネシア、タイ、フィリピン、インド、シンガポールで利用可能です。

台湾では、卵のパッケージに飼育方式の情報表示を義務付ける法律があり、2023年からは全国6,500店以上のセブンイレブン全店舗でケージフリー卵が販売されています。

中国では中国連鎖経営協会(The China Chain Store and Franchise Association)がケージフリー卵のラベル表示基準を策定しており、これはマーケティングの好機となると同時に、生産者にケージ廃止を後押ししています。

タイでは、主要卵生産企業のチャロン・ポカパンド・フーズ社(Charoen Pokphand Foods)が、ケージフリー卵の生産を毎年10%増やすことを公約しています。また、プーケットのタウニーファント農場(Thawnee Phant Farm)は完全にケージフリーへ移行し、同島で初のケージフリー農場となりました。

日本の消費者はアニマルウェルフェアに関心がある

Mercy For Animalsの委託により実施された国際世論調査※によると、日本の消費者は動物のことを深く気にかけており、企業が高いアニマルウェルフェア基準を守ることを期待しています:

この画像は、一般的な工場畜産の状況を表しています。
日本の回答者の

76%が「企業は動物を適切に扱うべきだ」と回答

この画像は、一般的な工場畜産の状況を表しています。
日本の回答者の

73%が「家畜動物も痛みを感じる」と回答

この画像は、一般的な工場畜産の状況を表しています。
日本の回答者の

71% が「家畜動物も恐怖を感じる」と回答

※こちらの調査は、2021年に第三者の専門家と協力して実施され、データは独立した第三者機関Cintによって収集されました。

結果の要約

日本の食品業界にとって、採卵鶏の福祉は優先事項なのでしょうか?

本レポートでは、21の日本に本社を置く、あるいは日本で著しく事業展開をしている多国籍食品企業を対象に採卵鶏の福祉に関する方針を調査しました。以下の表では、各社のケージフリー卵の調達に関する公表された取り組みや進捗状況に基づき、カテゴリ分けを行っています。

グローバル全体を対象としたケージフリー調達方針を公表している企業は、採卵鶏の福祉を優先している「明確な証拠がある」といえます。一方、「一部で証拠が見られる」とされる企業は、100%ケージフリーグローバル方針はないものの、ある程度の取り組みを公表しています。「証拠が少ない、または確認されていない」とされた企業は、ケージフリーへの関心や取り組みが乏しい、あるいはまったく見られない企業です。

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明確な証拠がある

コストコ

グローバルケージフリーコミットメント、進捗を報告している

ダノン

グローバルケージフリーコミットメント、進捗を報告している

イケア

グローバルケージフリーコミットメント、進捗を報告している

RBI (バーガーキング)

グローバルケージフリーコミットメント、進捗を報告している

コンパス・グループ

グローバルケージフリーコミットメント、進捗を報告している

ヤム・ブランズ(タコベル、ピザハット)

グローバルケージフリーコミットメント、進捗を報告している

ネスレ

グローバルケージフリーコミットメント、進捗を報告している

一部で証拠が見られる

キユーピー

限定的なケージフリーコミットメント

ドリードールホールディングス

限定的なケージフリーコミットメント

セブン&アイ・ホールディングス

限定的なケージフリーコミットメント

日清食品ホールディングス

限定的なケージフリーコミットメント

イオン

限定的なケージフリーコミットメント

味の素

限定的なケージフリーコミットメント

コロワイド

限定的なケージフリーコミットメント

証拠が少ない、または確認されていない

明治ホールディングス

ケージフリーコミットメント無し

ローソン

ケージフリーコミットメント無し

森永製菓

ケージフリーコミットメント無し

ロッテ

ケージフリーコミットメント無し

日清製粉グループ本社

ケージフリーコミットメント無し

ゼンショーホールディングス

ケージフリーコミットメント無し

吉野家ホールディングス

ケージフリーコミットメント無し

日本における鶏の福祉を一緒に改善しましょう

日本の採卵鶏はケージから離されるべきです。署名をいただきますと、ケージフリー卵へ移行し移行への進捗を開示し、日本の企業がアニマルウェルフェアを向上させるよう働きかけます。

Mercy For Animalsへのお問い合わせ

Mercy For Animalsでは、食品業界の大手企業と連携し、日本と世界中の農用動物の苦痛を減らすための有意義な政策を採用するよう勤めております。

食品関連企業の方が動物福祉基準の改善に向けた協働をご希望の場合は、[email protected]までご連絡ください。